「1336年に室町幕府が成立した」という話

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幕府の成立に関する考え方

  1. 将軍に就任した年を幕府の成立とするか?
  2. 全国に力がおよぶ政権となったか年を幕府の成立と考えるか?

現在では、全国に力がおよぶ政権になった年を幕府の成立と考えるようになっているようです。

江戸幕府は、徳川家康が征夷大将軍に就任した1603年です。これだけを見ると「将軍が就任した年」でありますが、1600年の「関ケ原の戦い」で勝利した徳川家康に刃向かうものはいない状況ですよね。家康の力が全国におよんでいると考えても問題ないでしょう。

鎌倉幕府の場合、以前は源頼朝が征夷大将軍に就任した1192年とされてきましたが、現在は守護・地頭が全国に設置された1185年です。これもまた、全国支配を視点にした考え方ですね。

室町幕府の成立

足利尊氏の征夷大将軍就任は1338年ですが、この年を室町幕府の成立とはしません。当然、足利尊氏の力が全国におよんだ年です。では、いつおよんだと考えられるのでしょうか。

11月説

1336年11月説です。この年に室町幕府は成立したとされています。室町幕府の憲法ともいえる「建武式目」が制定された年で、これが天下に示されたからです。「新しい幕府はこれで行くぞ!」と全国の武士に示したということですね。全17条から成りたっています。

2月説

1336年2月という説もあります。

それは1335年7月に、北条氏の残党が関東で蜂起し、鎌倉が奪われるという事件が起こります。その鎮圧後、足利尊氏は建武政権、つまり後醍醐天皇に反旗をひるがえします。足利尊氏は新田義貞を撃破し、その勢いで入京。

しかし、北畠顕家・楠木正成・新田義貞連合軍に敗退し、九州へ落ちのびることになりました。

その途中、播磨国室津(兵庫県たつの市)で軍議を行ったさい、自らを「足利将軍家」と名乗ったのです。以後、足利尊氏は「将軍家」として、「御家人」と主従関係を結ぶようになったことから、2月を室町幕府の成立とする考え方です。

むすび

いずれにせよ、1336年であります爆

受験生の皆さん安心してください。

ちなみに、室町幕府という呼称がこの時に使われるようになったわけではありません。使われるようになったのは、足利義満が将軍御所を京都室町に建ててからです。

足利尊氏の将軍御所は「二条高倉」にありましたし、足利義詮の将軍御所は「三条坊門」にありました。

しかし、後世の人々はそれらも含めて、足利幕府のことを室町幕府と呼ぶようになったのでした。

 

 

 

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室町時代
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